「予防」がもっとも大切です

「予防」がもっとも大切です

「風邪をひいた」「ケガをした」そんなとき必要になるのが治療です。風邪やケガは病院に行って治療を受ければ治りますが、すべての症状がそうではありません。

たとえば、虫歯はどうでしょうか。虫歯の治療は、虫歯菌に冒された歯質を削って詰め物や被せ物をしますが、これは「治る」のとは少し違います。なぜなら、すでに歯はダメージを受け、人工物で補っているにすぎないからです。
つまり歯科においては、治療よりも予防が大切なのです。こちらでは、相模大野の歯医者「トヤ歯科医院」が予防の大切さについてご紹介します。

病気になる「前」が重要です
~定期検診のすすめ~

歯科医院へ行くのは、「虫歯や歯周病になった後」という方が多いでしょう。しかしこれは、大きな間違いです。歯や歯ぐきは、ダメージを受けてから治療をしても元に戻すことはできないからです。そこで、おすすめするのが定期検診です。次のグラフは、定期検診の習慣と歯の残存数の関係を表したものです。

【日本人の定期検診の有無と
残存歯数の関係】

国別定期検診と残存歯数のグラフ

これを見ると、定期検診を受ける習慣があった方は80歳時点で残存歯数が17本であるのに対し、習慣がなかった方は約8本と大きな差が生じているのがわかります。定期検診では、お口の中に異変が起きていないかのチェックに加えて専門的なメンテナンスを行うため、病気を未然に防ぎながら、さらに歯の寿命を延ばすことができるのです。

ご自宅のセルフケアによる予防

予防は、ご自宅でのセルフケアによっても実現します。ご自宅で行えるケアには、次のものがあります。

セルフケア 01 
歯ブラシによる歯みがき

セルフケア1 歯ブラシによる歯みがき

ご自分のお口の状態に合った方法で、毎日きちんと汚れを落とすことが大切です。

セルフケア 02 
フッ素の活用

セルフケア2 フッ素の活用

フッ素には歯質を強くしたり、虫歯への抵抗力を高めたりする効果があります。フッ素が含まれる歯みがき剤を選びましょう。

セルフケア 03 
デンタルフロスによるケア

セルフケア3 デンタルフロスによるケア

歯と歯の間の汚れは、歯ブラシだけでは落とすことができません。デンタルフロスを使って、すき間まできれいにしましょう。

セルフケア 04 
歯間ブラシを用いたケア

セルフケア4 歯間ブラシを用いたケア

歯と歯のすき間には個人差があるため、ご自分に合った細さの歯間ブラシを選び、残らず汚れを落としましょう。

当院でのプロフェッショナルケアによる予防

予防の基本となるのは、ご自宅での毎日のセルフケアです。しかしご自分で行うケアは、残念ながらそれだけで十分とはいえません。定期検診で歯科の専門家によるプロフェッショナルケアを併せて受け、予防につなげましょう。

歯みがき指導

歯みがき指導

一人ひとり異なるお口の状態に適した歯みがきの方法を指導します。歯ブラシの動かし方はもちろん、ご自分に合った歯ブラシの選び方などもお教えします。

スケーリング

スケーリング

虫歯菌が棲みつくプラーク(歯垢)は、時間の経過によって歯石になります。歯石は歯みがきでは落とせないため、スケーラーという器具を使って定期的に除去するスケーリングを受けることが必要です。

PMTC

PMTC

PMTCとは、歯科の専門家が専用機器を使って行う歯のクリーニングのことです。セルフケアだけではどうしても除去できない汚れを、徹底的に取り除きます。軽度の着色汚れも除去され、口臭予防にもつながります。

フッ素塗布

フッ素塗布

フッ素には歯質を強くし、虫歯への抵抗力を高める効果があります。定期的に歯の表面に塗布することで、虫歯菌の活動を抑えて予防につなげます。